認知症
認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。
アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が委縮していく過程でおきる認知症です。続いて多い血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によっておきる認知症です。
初期は、加齢による単なる物忘れととらえられることが多いですが、仕事や家事など普段やってきたことでミスが増える、お金の勘定ができなくなる、慣れた道で迷う、話が通じなくなるなどの症状がみられる場合は認知症の可能性があります。
また、周辺症状という、認知症に伴って起こる憂うつ、不安になる、気力がなくなる、現実には見えないものが見える、妄想があるなどの症状は治療による改善が可能です。